1 お盆時期の特殊性
お盆の帰省の際には、普段通らない道や慣れない道を通ることになったり、道路状況が以前とすっかり変わっていたり、レジャーで初めての道を通ったりすることがあります。レンタカーや実家の車などの普段とは異なる車に乗ったりして、普段と運転するときの感覚が異なることもあります。帰省や旅先、レジャーからの帰り道では、疲れや睡眠不足による眠気や集中力の低下が現れることもあります。
また、自分は慣れた道を慣れた車で走っていても、帰省中や観光中の車が周囲を走っていることもあり、道を間違えたり駐車場を見つけたりした車が急に減速したり方向を変えたりすることもあります。もらい事故にも十分に注意しなければなりません。
お盆休みなどの時期は、交通事故の相談が増える時期でもあります。
2 天候不順
最近は、猛暑や局地的大雨など、様々な自然災害もおこっています。
夏の天気はもともと変わりやすいものでしたが、ゲリラ豪雨などによる短時間で急激な天候の変化が発生することが増えています。激しい雨による視界不良、あふれる水による路面の悪化が急激におこることで、事故が発生することも増えています。
天気予報などの情報を常に収集し、天候が悪化した際には駐車できる場所で休息を挟むなど余裕を持った運転計画を心がけてください。
また、暑さによる疲れや集中力の低下、日光による目の疲れは特に注意が必要で、他の車両や歩行者の挙動の見落としによって、事故が発生しやすくなります。
車内の温度管理や紫外線防止用品の活用など、快適な環境づくりを心がけてください。
3 交通事故にご注意ください
お盆休みによる帰省ラッシュの時期ですが、この時期は特に交通事故にご注意ください。
車を運転する際には、時間に余裕を持ち、こまめに休憩をはさみ疲労回復や水分補給をしながら安全運転をおこないましょう。
それでも交通事故に巻き込まれてしまうこともありますので、交通事故に巻き込まれてしまった場合には、迷わず弁護士にご相談ください。